サクッてコピペ

「サクる」は、検索する、あるいは、ハイスペックなPCでサクサク快適に、サクッと作業する意味かもしれません。
「コピペ」は、コピー&ペースト(コピーと貼り付け)というPC操作の略称です。

「サクってコピペして..」というのは、サクッと検索して、探していたコンテンツを、手早くコピー&ペーストして、戴いてしまうことかもしれません。

サクってコピペしちゃえばいいのよ

ホームぺージ作成1年目、駆け出しの頃に、掲示板で知り合ったホームぺージ仲間(職業:コピーライター)から教わったフレーズです。
或る日、リンクページを「プルダウンメニュー」に変えていた仲間(職業:WEBデザイナー)のページが気になっていて、ソースコードからJavaScript(ジャバスクリプト)とCSS(スタイルシート)の部分を探して、範囲選択して、自分のページのHTMLにコピペして盗んじゃえばいい、などというたわいのない話です。WEBデザインにしても、いろいろ経験して、やりたい事が実践できるようになります。同人誌のように、更新記事を読みあって、BBS(電子掲示板)で交流する仲間たちがそれぞれ、先に仕入れてきて見せてくれる小技に反応して、自分のページでも真似してやって見せられなければなりません。その頃聞き流していたこの手の話が理解できるようになって、簡単なマウス操作でサクッてコピペができるようになるまで、何年かかかっています。

また、どこかのだれかの売れてる素材を拝借するのを「パクリ」などと言います。

「パクる」とか「食う」とか、「パクっと食っちゃう」、なのか、
「戴く」「いただきます」で食べるので「食う」のでしょうか。

サクってコピペ、するわけですから、コピーした元コンテンツを、どこかペーストしなければなりません。もうすでに決まっている場所に、サクった素材を貼り付けするやいなや、次なる作業に取り掛かれるのだと思います。

サクッてコピーしてきた元データに手を加えてみます。文字のある画像なら、まず文字列を変えて、文字フォントや文字サイズを変更する、文字色やを変える、リサイズする、拡大縮小・縦横のサイズを変えてみる、画像全体を上下あるいは左右反転する、等など手を入れてみます。「いじる」などと言いますが、サクッとそれをやってみて、満足する納得のいく作品を作るには、それ相当の練習が必要かと思います。元の作風のそれ風(ふう)、どことなくアレに似ていて、その部分がそれを彷彿させる、そのせいで思い出させる、宣伝になるわけです。WEBはそれがわりと手軽にできる環境なのだと思います。

「WEB掲載はあんまりお金にならない」
「やっぱり、紙(パッケージデザイン等)の方が実益..」 などと伺ったことがあります。

もしそれが本当だとしても、それでもWEBはモバイル端末の普及でますます人気です。無料掲載で宣伝効果が高い手段ですから、WEBはお金儲けにならなくても、いまやWEB投稿経験は避けられないと思います。
FacebookなどSNS投稿などは、WEB用で随時、新着の画像提供が推奨されているらしいです。ポスター用、マガジン用、TV広告用、動画用、それからSNS用では他の媒体で未発表の画像が日々更新されます。担当者が忙しくなるばかりという仕掛けがあるのかもしれませんが、WEB用は、有償媒体でボツになったコンテンツが公開されている、と噂も聞くことがあります。

SNSなどに写真投稿して、宣伝することが逆効果になってしまう場合があります。
自分のアカウントで、他社ロゴ看板やキャラクター等を投稿する、写真入りで美味しいお店の紹介なども、気を付けた方がよいかもしれません。宣伝を頼まれているわけではないと思います。美味しいお店の美味しそうなお皿を写真掲載して、夕食の献立とカロリー計算を公開するのは、アカウントの本人の情報配信ですが、お店の紹介はそのお店のアカウントから投稿されるのが最適で、求められている情報かもしれません。

自作が苦手という人は、パクリの方が得意になるかもしれません。

自作してみたいけどうまくできないのは、頭の中にあれこれ浮かぶことと、実際に作業している内容が別の情報になっていて、集中できない、まとまらなくなるからだと思います。

ありのままの記録を「ドキュメント」と呼びますが、手を加えない「ドキュメント」だけが現実で、事実や真実は1つしかありません。画面のどこかにサクッたイラストとか、吹き出しを挿入して、感想とか心の叫びをちょこっとコメント追加して「なにか」思いを表現したり、注文(文句)をつけることで、ドキュメント以外の、また別の作品が出来るきっかけになるかもしれません。

フェイクする、というと模造、偽物やジョークネタなどネガティブなイメージが思い浮かびますが、手始めにフェイクから、の方が近道というタイプは、少なからずあると思います。

動画やシナリオのストーリーなら、日々現実に当たり前のようにある出来事を、撮影したまま、説明して感想を述べたりすると日記同様ですが、たとえば場所の名前や人の名前をイニシャルやニックネームにしたり、人物を動物やアニメキャラに置き換えたり、現実はそうはならなかったんだけど、夢や願望があれば、作品の中でかなえてあげることが可能かもしれません。架空のおはなしやシーンをちょこっと作って、実写と混ぜて編集してみることで、案外気が良くなることもあるかもしれません。

もし、リスペクトが自分自身の作品ばかり、ということなら、自分の過去作品をすべてライブラリ(アルバム)に置いて、同じサイズにして保存しておくとよいと思います。仕事以前、学生時代やもっと幼少の頃からの作品も含めます。課題があったり、依頼があったり「なにか」の機会に、まず自分ライブラリからサクって、現在の課題の素材にします。過去の自分自身の作品を、今の課題に当たっている今の自分が作りなおして作品を更新して公開するなど、アピールできると思います。大事に保管しておいた過去作品も、最近出来上がった新作も自信作になって、客観的に見ても、自分の成長が確信できると思います。