相手方が「なにか言ってくるだろう」と想定してやり取りしている事が、そういえばあるかもしれません。
中途半端な仕上がりだから、そこのところを「修正して欲しい」とか、なにか返してくるだろう。
あの時のアレ、を期待していたりして、自分の頭の中だけで勝手に会話を作ってしまっていて、そういう願いが叶うことを成果と勘違いしていたり、
もう限界、とまではイッてないけど、おそらくパワーチャージが必要で、なにかしら言われないと進まなくなってきた..
だから、経過報告のつもりで、送ってみたんだけど。
そうしたら、それが返ってこなかった。
要修正のはずの中途半端な状態で、WEBにアップされてしまった。
ううっ、ヤられてしまった。解っててくれてると信じてたのに、アレでも平気な相手だったなんて。
だけど、これで苦悩からようやく解放される..
まだまだ頑張れたかもしれません。
締切りに追われるように作業していて、催促されるのではないか、などとひそかに期待しながら、残り時間を気にしているのは、やる気のうちかもしれません。納期を調整してもらえるものか、わざわざ連絡するのは億劫なものです。試験ではないので、締切りは目安で、「完成」を期待されているのは聞くまでもありません。
もし完璧に出来あがっていたら、「これはこれで」と、アップされなかったかもしれなくて、なにかしら問題があるという未完成状態で評価される課題が、サンプルとして共有されてしまうらしいのですが。
なにかしら、助言して欲しかった内容は、公開後に他方面からご指摘を受ける可能性もあり、後悔したくないなら、自力で、満足のいく成果を出した方がいい。
依頼された相手方に納期(締切り日時)を確認するのは当然ですが、逆に「いつ頃、仕上がりそうですか?」と尋ねられると思います。
どのくらいの時間で出来上がるかが、期待される報酬金額に関わってきます。
安かろう、良かろう。
早い、安い、上手い。
WEBでは、アップロードされたあとに、頻繁に修正依頼が入ったりします。都度、投稿が更新されていく様は、あたかも会議のようです。公開されることで、閲覧者側から客観的に判断されたり、コメント追加されることで、コンテンツが完成していくのかもしれません。
ということは、公開するコンテンツは、まずは未完成状態でも構わないのかもしれません。
映画のロードショウなどは、封切り日にレビューの段階と聞きます。公開後に、続きが出来あがったり、エンディングが追加されたり、デジタル版では編集も自在らしいです。TVで見た映画と、以前に映画館で見た映画が違う、印象的な場面が出て来なかったし思い出が消えてしまった、と思ったことがありました。ロードショウで評判がよく、人気ランキングで紹介されて、連日満席の入館料とかメディア発売で宣伝費用などが取り戻せるとすると、思い入れがつのる次作が期待されるかもしれません。
WEBコンテンツは、管理者権限で随時修正が可能です。出版物や印刷物のように、修正版を作成して差換えなどする手間が省けます。更新後に、修正前と修正後を比較検討されることなく、上書きされていきます。さきほど閲覧した内容の記憶とどこか違っているかも、とふと気になっても、寝不足とか緊張感のせいで魔がさしたのかもしれなくて、さっき確かに見た気がする、などとわざわざ口に出して指摘しない方が無難だと思います。最新の情報を当てにするしかありません。
さらに、さきほどたしかに見た最新情報が、また更新されていないかどうか、あるいは元に戻っていたりしていないか、さらに何度か確認した方が確実だと思います。 随時リヴィジョンを確認する必要はなくて、用心深く印刷やスキャンをしていたとしても、その後に更新された箇所にあまり気付かれないかもしれないのです。