閲覧する、買い物する、「レビューする」、評価する、率直な感想をポストする。
「レビュー」とは、「ものごとを振り返ることを意味する言葉」なのだそうです。作品や商品に対する評価や感想を書くことや、成果の品質を検証する場合などに使われます。
ユーザーレビューを見て、リンク先を開いてみたり、お気に入りに追加した商品を購入する決め手に、口コミやレビュー欄の書き込みを参考にする事は多いと思います。漠然と思っていることを言葉で言い表わし、入力して、投稿ボタンが押せるなんて。WEBで書き込みされてある数々のレビュー投稿に目を通していると、誰か知らない人の意見なのに共感できたり、なんとなく安心感を感じたりします。
5つ星、5段階評価で ★★★★★(満点5点)
星の数だけではなく、レビュー本文の内容を読んで、共感する、信用する、クリックしたりタップしたり、ボタンを押したくなることはよくある事だと思います。
レビューは文章で表わすもので、コンテンツではありませんが、レビューを求められて思わず書込みしてしまうほど、思っていることを言葉に表して、文字数オーバーするくらい入力していた、などということもあるかもしれません。
5段階評価で、たとえば下記のように星型の記号(★:1点、☆:OFF)で視覚的に見せるというイメージあります。
5★★★★★ 大変よい
4★★★★☆ よい
3★★★☆☆ だいたいよい
2★★☆☆☆ あまりよくない
1★☆☆☆☆ 大変よくない
良い、悪い(良くない)の評価を、
5と4のみで表わす人がいるそうです。
「文句なし」の場合が5、「もう少し○○であれば」など希望がある場合が4、だそうです。
同様に、評価を
4と2のみで表わす人がいるそうです。
「良い」が4、「悪い」が2、だそうです。
同様に、評価を
5と1のみで表わす人がいるそうです。
「好き」が5、「嫌い」が1、だそうです。
5段階評価なのですが、2択で良い悪いを評価する、個別にその時の気分とか感覚的な好みの数字で評価して、それぞれに感覚がちがうならば評価の優劣は5段階では表現しにくいかもしれませんが、5段階評価で集計される結果としてとくに問題ありません。
さらに、10段階評価となると、1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 と表して、右方(数値が大きい方)に評価が記されるほど、満足度が高いという見方になり、5段階よりさらに感覚的な評価というイメージになりますが、「100点満点で何点?」とアナログ感覚的な数字で回答を求められるほどアバウトではありませんが、直感で好きな数字を選ぶ人がいるかもしれません。
また、5段階評価の例のように、2択で良い悪いを評価したい場合、設定された数字目盛りの間隔ではなく、「数字の表すイメージ」に関わるので、集計結果がより曖昧になってくるかもしれません。しかしながら、レビューを求める配信側が「10段階で何点?」と問いかけるので仕方ありません。
評価される側は、5段階評価では、 5★★★★★ ばかりがポストされているのを期待していたり、お世辞でも 評価が満点なら有頂天になれるのかもしれませんが、10段階評価を求める場合は、10点満点ばかりが並んだ評価ばかりを期待しているとは思えません。ですが、率直な評価を「10段階の何点」で表わして欲しいと問われ、しかも何問も質問が立て続けに用意されていると、うーんと唸って、回答するのも 問題を読むのも 面倒になってきて、中断したくなってきます。
また、ある人は、厳しく点数を付けなければと思い、少ない数字で評価をして、合わせて率直になにか文句を言っておけば「改善、改良されて商品がもっと良くなるだろうと思う」とか、共感するユーザ側では無視できないかもしれませんが、好評価を期待する側ならレビューを掲載するには高得点でなければ意味がないので、小言などは読まれずに自動的に非表示にされてしまうかもしれません。
以前に、某海外サイトで日本語で問合せをして、のちにアンケートを受信、問合せ時の対応について、10段階評価で評価を求められたことがありました。丁寧な日本語で素早い回答を頂いたので、7~10点付けたと思います。また、7~8点を付けた課題について「どのような改善策を望まれますか?」などと意見を求められました。
その後に、再度のアンケートが届き、前回7~8点の課題について「改善策を実施しました」、と書かれていて、再度の評価を求められました。
なんとも回答しにくい問いかけで、前回好評価を回答した相手方がいささか面倒になりましたが、明らかに今回こそ「10点満点の評価」を期待されていたと思います。
WEB通販で商品を購入して、同梱レターに「レビュー投稿でプレゼント企画」とかポイントアップなど、特典付きの情報を見ることがあります。レビュー欄の更新が早く書込みも賑やかです。1ポイント付くというだけでも、ノせられるものなのか、企画の反響や相乗効果で、評価が上がるものかもしれません。
あるいは、ごくたまに、WEB通販サイトで商品を購入した後に「レビューを投稿すると格安で別の商品が購入できる」というオファーを受けることがあります。わざわざ時期を改めて、封書でレターが送られてきましたが、企画が当たれば、郵送費用分の儲けなど出るのかもしれません。
自作自演で、別名でレビュー欄を盛り上げたりする管理者がいるかもしれませんが、それにしても、レビュー書込みの文章が上手な人が多い、と感じます。5段階評価で、5★★★★★ の感想文がスラスラ簡潔に書けるのではないかと思うほどです。自分自身が満点の評価を期待しているならば、誰か評価する時に満点をあげておかなければならないのかもしれません。
WEB登録して購入した品物が簡易包装で配送されて希望日時に届くのが満足だったはずですが、いまやWEB通販サイトで掲載されている商品がすぐに玄関先に届くのが当たり前の感覚になっています。
感想など求められていなくても、お礼状を書く習慣がある人がいるそうですが、ペンを手に取って便箋に手書きで書いて、封筒の封をして、切手を貼って、ポストに投函する…手紙を書く習慣があって、感動のあまりという場合でなければ、返信などを求めない一方的な感想を送ったりしないと思いますが、礼儀に長けている人達は、レビューするのが得意で、高評価を付けるのが好きなのかもしれません。
レビュー欄が用意されていて、ちょこっと入力して投稿ボタンを押すだけにしても、咄嗟に感想など、なかなか書けないものです。5段階評価の☆をクリック(タップ)して★に色を変えて採点するだけって程度にしても、なにも入力していない白紙の投稿欄のまま送信ボタンを押すまでもないし..
「なにか言って欲しいです」とレビューを期待されている以上、レビューが仕事、レビューも仕事、という人達がいて、それぞれに期待に応えてくれるかもしれません。