期限切れ間近のショッピング・ポイントを「ポイント投資」で運用中です。貯まる、上がる、増えるというのは、ちょっと嬉しいものです。
ショッピング・ポイントがもらえるという買い物にこだわり、ポイントを貯めていて、ついつい期限切れを見落として気付かずに数百~数千ポイントを失っていたことがあったかもしれません。ポイント管理画面で「もうすぐ期限切れ」などと失効日が出ているのを見て、さて何に使おうか、深夜、寝転びスマホでWEBカタログを一巡することがあります。なにかを買おうと思うと、残10数ポイントを消費したいために数千円の買い物になることがあります。1p(ポイント)から端数でも被災地や赤十字等にポイントで寄付できるとか、携帯料金に充当できるなどの場合もありますが、ポイント利用の用途が限定されていたりすると戸惑って、失効直前の数ポイント、使い道に迷って相当時間を使っていたりします。
「ポイント運用」でWEB検索すると、ポイントを増やせる各社リンクが色々出てきますが、dポイントは「ポイント投資」メニューになっています。「おまかせ」に100ポイント、始めたのは昨年夏頃です。以降期限切れ間近の30p、50pなど等ポイントをおまかせ投資に追加して、順調にポイントが増えていきます。ポイント投資も残ポイントがすべて運用できるわけではありませんが、ポイントを随時追加したり、引き出しすることも出来ます。それほど大した儲けではなくとも、期限切れで失効する100ポイントが全部残っているし「上がる」のを見ていると動かせなくなってきます。
ちなみに今年になって、失効前で余裕の10ポイントを「テーマ別:日経平均」へ、試しに投資してみたところ、△1p で9ポイントと下がってしまいました。「下がる」下がったままで一向に上がらないポイントを見ると、ポイント運用は本格的な投資の仕組みと連動していることが実感できます。専門的な、難しい事はぜんぜん知らなくても、投資に興味があれば、使い道が決まっていない余っているショッピング・ポイントを運用してみるという選択もあると思います。
ところで最近、証券アプリでは「単元未満株」が指値(さしね)で売買できるようになったそうです。少額でも投資できるなら、「上がる」「儲かる」話ならば証券口座も検討しようか、新NISA(しんニーサ)と聞くけれど、いったい何だろう、よく知らないままに、知らず知らず「儲け」の期待に誘われているところかもしれません。お誘いを受けて詳しい説明を聞いても、専門的な知識を勉強したとしても、儲かるかどうかはわかりませんが、なるべく損をしないように、
ちょっと見慣れない難しい専門用語など勉強して備えておくものだと思います。
「指す」「指せる」ということは、自分が買いたい希望の金額を指定して買い注文することができるようになったということです。取引が指値になるまで待つことになります。金額が合っているのになかなか約定しない、手続きに時間がかかっているのか、あるいは非表示で1円未満の金額があるため指値の整数値に達していないのかもしれません。
「指せない」場合は、「成行(なりゆき)」で売買注文します。どうしても今、売買しなければならないという場合は、 たいてい注文してすぐに約定(やくじょう)となりますのでなんとかなるのですが、成行の場合に アプリ側で都合の良い金額で取引きされるので、約定した金額をよく確認しなければなりません。銘柄によっては一番高い金額で買えて、一番安い金額で売れる、という事もあります。1回の取引で手数料が数百円かかるとすると、どうしても損を承知で単元未満株という状況だったわけです。
通常は100株単位を1単元として売買されるものですが、「単元未満」が可能なら1株から~99株で、さらに指値で売買できるわけです。1単元100株だと、現在の株価×100で「買う」を押すなんてとても無理だし、買ってみてもし下がったらヤバいし、と思うかもしれません。1株でも、買えたら憧れの銘柄の「株主」になれる、銘柄によって保有していると単元未満でも配当が付いたり、株主様宛てのお手紙が届くようになったり、という事があります。日々上がったり下がったりする株価のチャートを見ているだけより、実際の損得を実感して一喜一憂、憧れの銘柄が手に入ってしまうと、儲けなどよりそういう意義や価値など考えられるようになるかもしれません。
投資のシュミレーション・ゲームでなく、実際にショッピング・ポイントや余裕の資金を、自分自身でスマホ画面で、運用を経験できるとなると、社会人としてちょっと株が上がる気がします。ショッピング・ポイントの使い道で投資と同等の運用が選べたり、単元未満株が指せるようになっていたり、きめ細かな運用が実現していて、少額で投資できる機会が身近に増えてきたのではないかと感じます。 SNS投稿のアクセス数が励みになり、やる気がアップして継続できる、人気が出ると収益が期待できる仕組みと同様に、投資に興味をもつ人が増えて人気が出ると、関連のサービスがさらに向上するだろうと思います。