サインください!

手書きサインで、本人認証、ご本人様確認…

手書きサインした書類を、スキャンしてシステムに取り込まれる時、他の書類で手書きしたサインを検索、照合して、同じ筆跡と確認することができる仕組みがあるらしいです。本人ではない、代理人が書類に手書きサインをすると明らかに筆跡が異なりますが、いつも同じ代理人が書類を作成していると、なかなか気が付かれなかったかもしれません。家族など近親者、会社の事務担当者、店頭で担当営業の方など等、面倒な書類作成を代理人に託して、代理人が代筆するなどよくあることかもしれませんが、最近は、顔認証や指紋認証など生体認証も普及して定着してきているように、筆跡などもクラウド登録され、そこまでわかるという時代到来のようです。代理人の代筆を指摘されて、改めて書類上のご本人様の「自署」を求められてしまいます。

あるいは、スキャンなどで手書きサインをPCシステムに取り込みするとき、入力した文字に変換されたりします。手書きの書類がそのままスキャンされるのではなく、スキャンデータがWEBシステムに入力されています。IME(日本語入力システム)で、IMEパッドの「手書きモード」で文字検索する場合、手書きで入力したイメージが即時、文字認識された候補の文字が出てくる機能と同様で、手書きをAIが文字起こしを実行します。開き直って、すべて手書きで書類作成するというのでも別に構わないと思います。

業務委託や派遣勤務のとき、勤務先に、契約会社から受け取る「勤務表」を持参することがあります。日々、勤務開始時刻、休憩時間、勤務終了時刻を記入して、勤務先の担当の方に日々「確認印」か「サイン」をもらうのですが、月末日にはさらに、「すみません、サインください」と言って、月末締日に勤務表の下の「担当者サイン」欄に担当者に自筆フルネームを書いてもらって、コピーをとり、控えを勤務先に、原本を契約会社に提出します。手書きサインを求められるということは、月末締日に勤務先の担当者が出勤していることを確認しているのではないかと思います。確認印では、印鑑を預かっている代理人が、担当者に代わって押印することができます。担当者が、打合せや出張等で月末日の退勤時刻に席にいない場合、他の社員(職員)さんやスタッフさんの代理サインでも構わないのかもしれませんが、その場合、代理人のフルネームを書けばよいのか、代理人が担当者の名前を書いてもいいのか、勤務表に「サイン」欄がある理由を考えなければならないかもしれません。

自筆でサイン、有人ガソリンスタンドで給油を待っている時、クレジット支払のレシートとボールペンを手渡され、サインを求められます。最近は、専用端末にカードを差し込んで、暗証番号を押して、レシートを受け取るだけ、サインレス決済の機会が増えてきていて、サインレスで拍子抜けということが少なくなってきました。ちなみに、お店とクレジットカード会社との契約があるとサインレス決済が可能になり、契約していない場合はサインレスになりません。ただし、サインレス決済ができるのは一括払いのみで、分割払いやリボ払い、ボーナス払いはサインが必要とのことです。

契約書に自筆サイン、手続き書類などでも、印字されている自分の名前の下に「自署」と書かれている欄があり、手書きの筆跡を求められることがあります。

PCやモバイル端末とマイナンバーカードで、役所宛ての手続きがPCやモバイル画面からダイレクトに電子申請できると便利という反面で、だからこそ、面倒なことに手書きのサインが求められ、本人が手続きを承諾している証明が必要になるのかもしれません。ダウンロードした書類ファイルを開くと、どこか1ヵ所「自署」欄があって、PC入力するだけでは済まされない手順が組み込まれています。

PCやモバイル画面上の書類に、どうやって自筆サインをすればよいか。

PDF書類なら、WEBブラウザなどで書類を開き、メニューを「手書きモード」にして、スマホやタブレット画面やタッチパネルのPC画面上に、スタイラスペン(タッチペン)や指で直接サインを記入するのが、断然早いではないか、と思うのですが、(タッチパネルでないPCでは、マウスでサインを書いても手書きにはちがいありませんが、)リサイクル店で現金買取りの店頭査定、品物に値段がついた場合はタブレット画面に手書きでフルネーム、宅内工事の完了確認サインもタブレット画面、あるいは宅配の受け取り、玄関先でスマホ画面を向けられて手書きの受取りサインをする場合などは、名字だけのサインで済むかもしれません。

画面上に書くのでは直筆とは異なる、筆跡がつたない印象で、やはり自筆サインを求められるなら、ペンをとってサインをしなければ、という思い込みがあるかもしれません。その場合は、一度印刷して、紙に出力すれば、ペンでサインを書くことが出来ると思います。

自筆サインを入れて完成した紙の書類を、複合機でスキャン、あるいは、スマホのカメラで撮影してPDFに変換すれば、WEBシステム画面からアップロードして提出できます。スマホカメラの画像(JPGなど)のままでは、サイズが大きすぎるので、提出書類はPDFに変換してA4書類にするなど、億劫がらず手軽に片手間に作業できれば、電子申請の意義がより理解できるのではないかと思います。

電子化システムとは、 手順書に書かれている情報や条件を満たしていれば、 システムが自動的に事務手続きを実行できる仕組みになっています。手順書どおりに設定されていますので、「日付」や「氏名」「所在地」 などのごく当たり前の情報や、「期限内」や「未納なし」などの条件が揃っていることをAIが確認しますが、複数の書類上で日付が矛盾していたり、氏名の漢字変換や、所在地の固有名詞の入力間違い(丁目番地のハイフン区切り、 郵便番号のみ入力などもありますが)など些細なところで、システムによる設定では融通がきかず、AIがスムーズに処理できない、人間なら大目に見てデキる仕分けなどの作業で、人件費がかかってしまいますが、人間のオペレータにしても、自動化されたAIシステムにデータを投入する手助けをすることしか出来ません。すべての書類が自動的にシステム処理できるまで、事務手続きが滞っている状態で、完了しなければその先に進むことが出来ずに、期限内にミッション完了することができなくなってしまう可能性もあります。

ところで、メールソフトなどに「電子署名」というツールがありますが、自署とは、また異なる考え方ですが、サインレスが主流になりつつあるWEB取り引きで、書類にサインが必要な場合によく利用されます。社内ツールで、電子印鑑が登録されている場合もあります。

手書き署名を画像にして挿入する方法も考えられます。 「シグネチャ(署名)」と呼ばれる電子署名、シグネチャとは、その「手書き署名の画像」のことだと思ったりしたのですが、本当に本人の自筆サインかどうか、怪しい見方もあります。「手書き風フォント」や「カリグラフィー」などでグラフィカルな署名を作成している可能性があるからです。

そういえば、現在開催中のEXPO2025、大阪関西万博の会場にも、同様の「シグネチャゾーン」と呼ばれるエリアがあったと思います。

コネクティングゾーン
セービングゾーン
エンパワーリングゾーン
シグネチャーゾーン
フューチャーライフゾーン

Copilot にコンセプトについて少しばかり尋ねてみたのですが、

なぜ「シグネチャ」と呼ぶのか?
「シグネチャ(Signature)」は英語で「署名」や「象徴的なもの」を意味します。他の国・企業パビリオンが「紹介・展示」中心なのに対し、シグネチャパビリオンは主催者が直接企画し、テーマを深く掘り下げる場であり、それぞれが独立した世界観を持ちつつ、万博全体のコンセプトに有機的につながっています。

「万博の署名=Signature」として、未来へのメッセージを刻む場所、ということらしいです。

シグネチャが登録されていることを前提に、以前にどこかで手書きのコンテンツを公開しているとすると、(サイン会などで)手書きサインをもらうことで、確かにご本人かどうかを見分けることができるかもしれません。

そういえば、
その昔、中古MAC(漢字Talk)でホームぺージ作成の手習いをしていた頃、「Osakaフォント」を好んで使っていた頃がありました。MacOSの画面上でゴシック体や明朝体より、ポップな手書き風に見えていたのですが、WindowsPCで閲覧すると、Mac画面でこだわっていたフォントのイメージが崩れていて、ガッカリしたことを覚えています。