インターネット接続ができなくなるとき、人がキレる?
ネットが使えるのが当たり前の環境で、通信障害でインターネットが繋がらない状況で、ふだんどおりに思考回路が働かず、軽いパニック状態になったり、怒りっぽくなったり、
PCやスマホ端末の再起動などという簡単なことも忘れてしまいます。
また、管理者席にサポート依頼の連絡が入ってきた際に、
「PCを一度再起動してみましたか?」などと、なかなか言えないものです。
サポートセンターの連絡先を確認して連絡するように伝えたり、システムの電子マニュアルを検索してみたり、 頭に浮かぶ、思い付く動作でその場をしのぐかもしれなくて、 ある時は、自分のデスクは問題なくネット使えてるから余裕だけど、「そっちはなんでダメなの?なにやってたの?」「サポート窓口の連絡先を見てなかったの?」などと、相手方にそんな風に訊ねたりして責めても、問題は解決しません。
日々の業務に習慣的に、障害時の対応手順、訓練などが組み込まれていなければ、実際に障害の情報を受けた場合に、条件反射的に身体が動かないし、記憶の中から検索されたFAQの回答が出てきたりしません。正解の内容を伝えられないどころか、咄嗟に気の利いた言葉も出てこないものです。
障害対応は訓練が必要なのですが、そもそも起こらない方がよい障害に関してついて考えられる限りで、機器に備わっている防災機能に関する体験シュミレーションなど、わざわざ実施しなくてよいのではないかと思います。
配布されたマニュアルを学習して、常識的に適当に記憶していて、緊急連絡先などをその時点では把握していますが、不意にもしもの事態が起こる時、システムや通信回線ネットワークより先に、暗示がかかった自分自身の方にリセットがかけられてしまいます。経験がないことについて対応しなければならないならば、祈るほか仕方がないと思います。
インターネット接続できない場合、「パソコンが固まっている」などという言い方をしますが、 PC自体には問題がない場合もあります。
オフィス内のネットワークの問題である場合は、インターネット接続できないのは自分のPCだけなのか、隣近所の座席の人達も同様なのか、室内やフロア内で同様なのか、別階もオフィス全体でPC障害が起こっているか、その場合オフィス・ビル等の工事予定が入っていないか、臨時で点検や工事が入っているのに事前連絡がなかったなどイレギュラーな場合も、担当業者がシフト交替していることがありますが、担当窓口の連絡先など改めて確認が求められると思います。
あるいは、別ビルの自社サーバが障害なのか、地震や天候、所在地エリアでなんらかの通信障害や災害が起こっていないか、等など
委託業者に出向を依頼して、ただ単に、足元の電源タップからACアダプタが外れていたり(電話交渉に熱がこもっていて無意識に足で電源タップを蹴っていたり)、そこのデスクだけHUB接続ケーブルが抜けてしまっていたり(LANポートの挿しが甘かった状態など)、備品の設定や設置位置に問題がある事は多いもので、障害時イコール地震情報検索閲覧、などというのでは飛躍してしまっています。
個別にPCで、[ネットワーク接続]で、接続中のWiFiが「切断」に切り替わっていることがあり、「接続」を操作することで解決する事もあります。原因は不明です。
「システムが固まっている」だけの場合は、マウスやキーボードが動いてPC操作が可能であれば、作業中のシステムからサインアウト、ログオフして、システム再起動します。締切りに追われ集中的に作業している時に 起こることがあります。 入力作業がとても早く、PC端末のスペックを超えていて、端末やシステム側で自動処理が追い付かないという場合です。 入力速度が速いほどミスしない、という入力オペレータにありがちです。
システムサポート・デスクに連絡すると、「障害切り分け」と呼ばれる面倒な作業をしなければなりません。サポート窓口から指示がある場合、障害が起こっているPCで要求された操作を実行するものです。切り分け作業で障害の原因を調べますが、作業中に復旧するものではありませんが、完全に復旧が確認できるまでサポート担当が関わってきます。PC障害はユーザのせいではありませんが、障害対応が長期戦になると耐久力が問われます。
WEBブラウザなど[タスクマネージャー]で動かないアプリを選択して[終了]する操作が必要であれば、ブラウザやアプリの動作が重たい状態が繰返し続くかもしれませんので、PC再起動した方が解決は早いと思います。
PC再起動で大抵のPCトラブルの問題を解決しますが、再起動することで問題自体の情報を消してしまうので、注意が必要です。障害の時点でなにかアラート画面やメッセージが出ていたら、記録するようにします。PC動作が可能なら、PrintScreenキーで画面キャプチャした画像を貼り付けしてPC端末に保存しておくと役に立ちます。その画像をメール添付してサポート担当に送信すると確実で解決が早いです。
インターネット接続障害が、ウイルス侵入などの場合、そのPCを即座にインターネットから切り離さなければなりません。かつてはオフィスPC端末のほとんどが有線接続でしたので、LANケーブルを抜くことで「ネットワークから端末を切り離す作業」、大事を免れる事ができました。最近はリモートワーク対応のノートPC端末で無線接続が主流になってきましたので、どのように対応すればよいものか、
スマホを電源オフにしていて、バッテリー消費は防げるものの位置情報などは動作していて、ウイルス侵入などをどのように避ければよいものか、ノートPCもモバイル仕様ですので、ウイルス対策はサポート業者に依頼しなければ解決しないかもしれません。
オフィス内で情報セキュリティ研修受講して、情報サポート窓口から、練習用メール、訓練といった不審なメールを受信する機会がありました。件名が怪しく、送信元が不明で身に覚えのない受信メールは「開かずに削除する」、一括開封してしまった場合も「本文中のURLリンク先をクリック(タップ)しない」、「不審なメールに気が付いたら、すぐに削除する」
無線接続のノートPCの場合、LANケーブルの抜き差しの確認は不要になりましたが、ウイルス・メール等を受信したかもしれない場合、通信を切断する手段がよく解らなかったりしますので、ウイルス侵入した端末を使っているユーザ自身の思考回路がウイルスに侵され、ウイルスが喋っているかのように変貌してしまうかもしれません。冷静に、早急に、サポート窓口に電話連絡して、PCの電源を切るだけでよいのかどうか指示を受けなければならないと思います。くれぐれも、サポート担当になるべく怪し気なメールを転送したり、メールでウイルスめいた連絡を送らないように心得るべきです。
「練習は、本番のように」
「本番は、練習どおり」