利用規約を読む

この頃、PowerPointスライドでコンテンツを試作しています。昨年秋にドメイン取得して新規契約したクラウドサーバは容量が300GBとだいぶ余裕があり、コンテンツ用に画像を増やしても、容量不足エラーで手こずらないのではと思ってぼちぼち手掛けはじめました。最近は、Wordpressのメディアライブラリに画像や動画をアップロードして、ポストするページに埋め込みしてコンテンツ表示します。PowerPointスライドもJPG画像形式で保存して、Wordpressに掲載しています。スライド作成で使用しているイラストの殆どは既存の、約20年前にネットから取ってあった無料素材のイラスト画像で、今WEB検索して探しても見当たりません。
イラスト画像は自作していないので、WEBから無料ダウンロードできる画像を使っていますが、世代がちがってきたのか、WEB画像の利用についてやや神経質になってしまうこの頃です。自分自身が経験を積んで、利用規約の内容が読み取れるようになったのかもしれません。最近の素材サイトは、無料利用でも登録制が目立ってきて、WEBサイトの「利用規約」を読むとなんだかよく解らなくなって、不安感が募ってきたりします。

「個人、商用可」「商用フリー」
「著作権は放棄していません」  (著作権は当サイトが所有しています。)
「二次配布、再配布禁止」

WEB掲載しているフリー画像..

「再配布」とは? 「再配布(二次配布)とは、コンピュータプログラムやデータなどを著作者や販売者以外の者が複製し、第三者に渡すことを指します。」と、読みました。加工したりファイル名を変えたりしないで、利用者のアカウントで別の素材サイトにアップしたり、転売したりすることがあるのでしょうか? どこかからダウンロードした無料イラスト素材そのままを、リサイズして個人のWEBページに設定してアップロードすると、ページ上で「右クリックして画像を保存」できますので、この場合も再配布に当たるのでしょうか。

WEBにはアップしなくても、自分のPCに、お気に入りの可愛いダウンロード画像を集めて置いておく、「ダウンロード」フォルダならPCローカルですが、「ピクチャ」フォルダはクラウド上で、WEB共有されているかもしれません。

また、以前に個人サイトで入手したフリー画像が、何年か経って、アクセス数が多い人気のイラストサイトに掲載されていたりすると、どのように取扱いを考えたらよいものか、戸惑ってしまいます。

以前は、どこかのWEBサイトの画像のURLに直接リンクを貼ったりして、アフェリエイト系リンクバナーのように、アクセスが集中すると相手方のサーバーに負荷がかかるということで、画像ダウンロードして利用者側のFTPサーバにアップロード、ページ内にHTML (IMG SRCタグ)で表示する手順がおすすめになっていました。
そんなわけで、個人的な素材サイトでお気に入りの背景画像やイラスト画像を戴く際に、WEBサイトの掲示板に書込み挨拶したり、管理人さん宛てにメール連絡してメル友になっていたり、わりと遠慮なくオリジナル素材を使用していたかもしれません。ですが、 最近「利用する旨を連絡しなくてもよい」という風潮は気楽なのですが、利用状況を追跡されている気配も漂ってきます。利用者側の登録アカウントで「利用状況」などを、逆に探られているのかどうか、無料素材といっても試用で、個人で気軽に利用できるものではなくなってきているのかもしれません。

また、無料素材であっても、そのWEBサイト上の機能では「購入」だとすると「1つのWEBサイトで何点まで」などと限定がある場合、遠慮しなければなりません。感覚的にイラストを集めていて、WEBサイトを決めているわけではなく、どこからいくつ画像を落としているのか自覚もなく、改めて勘定するのも面倒くさい気がします。点数制限がとくにないイラストサイトでないと、制限数をまだ超えていなかったかどうか気にかかっているものの、考えるのも面倒になって、素材サイトのブックマークの方を削除してしまいます。今後ページ更新するたびに、時節に合ったイラストをそういう素材サイトから、気軽にダウンロードして利用するわけにいかなくなるかもしれないからです。

画像のファイル名で、画像のダウンロード元のWEBサイトを逆検索することが難しいです。閲覧している時点では「あ、いいな」と直感で無造作に取り込みしていたりするので、ページごとに何点ダウンロードしたかなどと、ダウンロード履歴などまで、あまり気に掛けていなかったりします。

MicrosoftEdge等WEBブラウザキーワード検索した際に、検索窓のすぐ下の検索オプション「画像」をクリックすると、画像やイラストばかりがギャラリーの様に出てきますが、適当に画像を選ぶと、「サイトにアクセス」しなくても、その時点でたいていの画像がダウンロードが出来てしまいます。Bingを通じて、無料画像が広く共有されています。いちおう「画像は著作権の対象となることがあります。」と小さく付記がありますが、画像のすぐ下に表示されている「画像を表示する」「保存」ボタンの方が優先されていて、この画面で画像を保存すると、画像を配布しているWEBサイトにわざわざアクセスして「利用規定」などまで読まないかもしれません。

画像に透かしが入っている場合は、WEBサイトで無料登録の手続きが必要で、既定のダウンロード手順を踏めば、ほどなくお目当ての画像が入手できる、無料配布の画像が圧縮データになっているところもあるみたいです。画像編集加工なども可能なWEBサイトの常連になると、各データごとに、圧縮画像ファイル、展開画像ファイル、加工した画像、などとデータ容量が続々と増えてしまいそうですが、ダウンロードされた「画像のファイル名」は単体で、画像が掲載されていた元WEBサイトを、逆に、追跡できないかもしれません。

たまに、「クリエイティブ・コモンズ」登録などという記載が見られますが、書いてあるように自由に使用することで、CCライセンス取得したキャラクター・イラストの宣伝になってしまうかもしれません。無料素材サイトの「利用規約」の内容と同様のことだと思いますが、WEB上のどんな画像にもCCライセンスが関わるというわけではないみたいです。

ChatAIに依頼すると、イラスト画像を作成してもらえますが、ChatAIに著作権について尋ねてみると、
「AIですから、著作権は保有していません」との回答でした。 
ChatAIが作成しているのであれば、加工したりしてWEBで使える画像ということで構わないと思うのですが、ChatAIがWEB検索した結果を表示させているとしたら、著作権は著作者ということになります。