St.Manual マニュアル通り

St.Manual 何処かにそういう名前のストリートが存在するでしょうか。
マニュアル通りなら、できると思っていて、(あ、教えてくれなくていいんです。読めばできると思います。)だから、
「マニュアルをください」
なのに、マニュアルが間違っている。これは、おかしい。どこかおかしい、ではなく、「ここがおかしい。」試験問題を解くみたいに、誤答を正解に修正しながら手順を進めます。

レシピ通りに作ったのに美味しくなかった、うまく作れなかったのではなくて、レシピが嘘なのではないかと疑ってみる…  塩とさとうが逆なんじゃないか、分量の大さじ小さじがちがうんじゃないか、とか、入力を間違えたのか、秘伝の味を簡単に盗まれない様なセキュリティがレシピ等にもあるのか、レシピの嘘が必要なのかもしれなくて、料理番組ではそういえば「参考にして、作ってみてください」と言っています。
まずは道具を揃えて、レシピに書いてある通りに材料を計って作ってみた、と思ったんだけど、各々の環境が(コンロとか、オーブンとか、鍋とか)材料の分量を間違えなかったかもしれないんだけど、ガスか電気か火力も全然ちがうかもしれないし、家電の機能もちがうでしょう。頑張ってレシピ通りを真似してみても、そもそも室温設定がちがうし、季節が過ぎれば何もかもうまくいくかもしれないし。
レシピ通りの材料が足りないんだけど、少ない割合で全体を少なめに準備したり、不足した材料を代用して作ってみようかと思ったりして、もうすでに書いてあるレシピ自体をアレンジしている、やっているわけです。

ああでもない、こうでもないと考えていることを、形にして、ちゃんと完成した状態で公開したいと思っていて、なかなかそうはいかない、思っている事を実際に作れずに、なかなかプレビューできなくて構えてしまっているかもしれません。あれが欲しい、ああしたい、こうしたい、そういうのがいい自分で考えられないのと、自分の考えはちゃんとあるのに作れないのでは、結果は同じ事です。考えが及ばないので、アイディアを委託するのも手段ですが、WEB検索するくらい大した事ないし、それくらいのこと自分でできると思うわけです。

St.Manual ストリートを進んで、マニュアル・手引きがあるところまでは行ける、連れて行ってもらえるけれど、そこから先、マニュアルがないので、どうしたらよいのか.. 地図やガイドブックに載っていない場所に行ってみたいと言い出すのに似ているかもしれません。それは、そういう事を考えている人が作ったモノが、まだ地図に載っていない、ということかもしれません。無いものを探してみても、見つかりません。考えてずっと考えて願っていれば、いつか願いがかなって、自分が思った通りの手引きが出てくると思っていた。WEB検索で出てくる結果は、あれこれ考えていたものがないし、かつてはたぶんあったと思ったのに、さいきん調べてみたらもう無かったとか.. WEBでは登録されてある情報しかない、たずね当たらない。公開されている情報を見つけられなければ借用できないのに、既知の、誰かが知っているはずの情報を、その人がわざわざコンテンツにしてWEBに公開することはないかもしれなくて、頭の中にまた浮かんでくる、検索できない情報などは、実際には端末入力などされていないかもしれません。どのように情報を手掛かりにしたらよいのか戸惑うばかりです。

無いものは、どうにか作ってアップロードしなければなりません。

作るのはマニュアルではなくて、サンプル・コンテンツをつくることになります。「サンプル1件」そういう1件が、即答でも、時間を要する難解さでも、片手間に考えても、甘くても、苦くても、1件は1件、で「アナタ様の例が、ワタクシ共のサンプルになりますので。」などと、さらりと言わると落胆するかもしれません。でも、悲観することはないと思います。もし、憧れのクリエイターに作ってもらって、サンプルにされるなら、感激、今年度のカタログに載れるかも、「サンプルでもいい」「サンプルでかまわない」などという悲観的な思考から解放される、宣伝したくなるし、やる気が出てくるかも.. 叶えば、サンプルになりたい。

マニュアルは、そのあと作ります。サンプルが公開され、認めてもらえたら、マニュアルが作られるのだと思います。マニュアル通りにやってみて、うまくいけば、そのマニュアルが展開してサンプル例が増え、WEB検索でヒットするようになるのかもしれません。検索結果ページに趣向をこらしたマニュアル一覧がずらっとストリートの様に並んでいて、本屋さんで立ち読みするみたいに、 いまの自分の気分やスキルに合っているサイトを選んでどこか開いてみる、いくつかマニュアルを比べてみると、読んでみるだけで、解らなかったこと、知りたかったことにアプローチできているかもしれません。