Microsoft ClipChamp とは、Windowsフォトに代わる動画作成アプリの名前です。WinPCのWebブラウザで、動画作成、動画編集ができます。WindowsPCにアプリをインストールして使うこともできます。
前回8月12日、当ブログ「Microsoft ClipChamp を無料で試す」では、「旧Windowsフォト」で動画編集が出来なくなっていたため、フォトを起動してクラウド・ギャラリー内の写真を選択した写真の編集画面に出てくる「紫色のアイコン」のクリック先が「Microsoft ClipChamp」であった事をご紹介しました。「Windowsフォト」やアドビ製品等で動画編集をやったことがある人達なら、ClipChampで「無料で試す」を押して「動画を作成する」、はじめて見る画面上なのに、直感で動画編集の基本的な操作がわかっているので、即日YouTubeアカウントに直行してデビューしてしまった、という方々がいたかもしれません。
「動画を作成する」画面に進んで、メディアのインポート「写真や動画を取込む」ところまでできたとしても、「エクスポート」を押すことができない、という事もあると思います。
そもそもフォトを開いても写真が1枚もなかった、という場合もあるかと思います。スマホで写真や動画など撮影したことがないという方々でも、動画編集のやり方を知ってしまえば、近いうちにYouTuberになれるかもしれません。そのような場合でも、エクスポートする自作コンテンツがご自身のアカウントである事をいつでも自覚して、他人様が撮影した写真や動画コンテンツをこっそり借用したり、WEBから密かにダウンロードしたお気に入り動画を拝借したり、などとWEB上で明らかな問題等に絡まれないように、熟考して充分な作戦を立てた上で、アップロード後の反響等をお楽み戴けたらと思います。
さて、動画作成・編集の画面には「タイムライン」と呼ばれる場所があります。ClipChampでは黒い薄暗い画面上で、左側にメディアをを取込むとサムネイル一覧になる「メディアパネル」、中央~右側で、さらに上側が「プレビュー枠」と再生ボタンなど、その下側に 00:00:00 / 00:00:00 時間表示と横長の枠「タイムライン」が見えていると思います。タイムラインに写真や動画メディアを表示させることで、動画作成がはじまります。 と同時に「エクスポート」ボタンがアクティブになるので、エクスポート操作が可能になります。
動画編集は、左から右へ時間の流れで表示されます。たとえば、既存の動画をタイムラインに追加すると、その動画の長さが時間で表示されます。また、1点の写真にも表示時間があり、動画作成のタイムラインに追加して再生すると4~5秒くらい同じ画像イメージが表示され「再生」されていることになります。
なにか「メディアのインポート」の操作が済んでいると、画面右下に「ここにmediaをドラッグアンドドロップします」と表示されています。操作手順を進めたことで画面表示が変わり、次の操作のヘルプ案内がイラストやコメント等で出てくる仕組みです。インポートした写真や動画コンテンツをクリックして選択、さきほどの「ここにmedia…」のメッセージの位置までマウスで「ドラッグ」マウスボタンを押したまま移動して、緑点線の囲みが出てくる辺りで「ドロップ操作」マウスボタンを離します。
あるいは、「メディアのインポート」のところで写真にマウスをかざすと、緑色+マーク「タイムラインに追加」が出るのでクリックしてみますと、コピーされたメディアがコピーされてタイムラインに表示されます。
タイムラインには「レイヤー」とか「シーケンス」などという機能があり、たとえば、1点のメディアをタイムラインに追加、続けて緑+ボタンを押下すると先ほどの右側に、その上側や下側にドラッグアンドドロップして、縦にメディアを追加して編集する場合があります。「テキストを追加」「オーディオを追加」などと既定の項目のように表されている部分でも、別メディアを追加できたり、テキストの上に別メディアを追加することができます。オーディオなども、BGMや台詞など別のメディアを作成して効果を追加することができます。
ところで、Microsoft ClipChampは、Office365 Personalに含まれていることに気付きました。ちなみに最新のOffice365 Personal などでAccess(Windowsのみ)も使えるらしいです。Microsoft365 Home&Buissiness やBuissiness StandardにはClipChampがなく、私的にOffice365プランをまた見直し検討しなければならないかもしれません。
Microsoftアカウントを作成すれば、Office365などは1ヶ月無料で試すことができます。Office365はPCのブラウザで、WORDやEXCEL、パワポなどが使えるばかりでなく、WORDやEXCELのアプリをインストールしたモバイル端末でもOneDriveでデータを共有、作成編集、データ更新ができます。
また、MacOS、iPhoneやiPad、Apple端末でOffice365を使うことができます。「Windows向けのMicrosoft ClipChamp」ですが、Microsoftアカウントを作成してOffice365を試用するときに、ClipChampの動画作成画面を活用できます。iOSにはiMovieが同梱されているため、ClipChampが併用できるのかもしれません。編集に関してはiMovieなどと同様の使い勝手ではないかと思いますが、ClipChampのエクスポート機能はあまりにも手軽なので、見逃せないと思います。
残念ながら、Android端末用のClipChampがありませんでした。Android端末のWebブラウザから、開くことができません。Microsoft BingでもGoogle Chromeでも同様です。Android端末用のアプリもありません。
有償にすれば利用できる、という意味ではありません。