お米が2倍値 だからご飯1/2


あ~お腹すいた~
ご飯、食べたい。

スーパー等で市販されているお米の値段が 5キロ4千円台と、以前の2倍近く値上がりしています。暖かくなり活動的になって、食欲増進、新年度の始まりでしっかりご飯を食べたいところなのですが、家庭の炊飯器で白米を炊いて食べる、という当たり前の生活が「贅沢」になってしまっています。

ご飯少なめ
ご飯1/2* ふたたび

(* 2024/11/30投稿の 「よく歩く… 歩ける理由」本文中に「ご飯1/2」について書いています。)

お米が値上がり、ご飯が常食だと家計が助からないという状況がつづいています。
米だけでなく、野菜も高いし種類は多いけどなんとなく少ない気がするし、旬の食材というのは、安くて店頭にたくさん並んでいるとき、新鮮で美味しいもので、必ず買わなければならないわけではないし、
値段が高い野菜の前を通り過ぎるだけでなかなか手に取れません。また、鳥インフルで値上がりした卵も一向に値段が戻らない、店頭に並んでいるのは高級卵ばかり、躊躇してしまいます。別に毎日卵がなくても食べるに困っているわけでなないし、明日は下がるかもしれない、今日は買わない… 特売チラシの値段も決して安いわけじゃなく、最近はそのくらいのものだと高めの値段でも見慣れてくるものです。

だいぶ昔にニュース報道されていた「コメ不足」というような深刻な表現ではなく、「備蓄米」「放出」などと書かれた見出しが気になっていて記事を開くのですが、生産して5年以内という備蓄米を省庁の周知で回収して入札・競売を斡旋している状況なのだそうです。

バズる「米」、
備蓄米も高値、
備蓄米ブレンド、
備蓄米ブーム、だからお米を蓄え、備蓄米をつくる、とか

5年以上過ぎたお米は、農家側で自主的に消費する… 食事時に手軽で日持ちする便利なパックご飯などは、備蓄米を安く卸して製造しているのかもしれません。昔々、お米を納めるという「年貢米」が行われていた頃、田んぼの傍らに大きな蔵を建て、米を作って蓄えていて、年貢米は新米じゃなく備蓄米だったのではないかしら、と。 米俵が財産だったという時代には、とれたお米をどれほどの年数蓄えていたものなのか。現在では、備蓄米回収の協力を促す御触書きに、年数に応じて「ポイント還元」などと添え書きがあったとしたら… などとふと考えます。 ですが、今の世の中ではお米を納めるルールはないので、お米が売れなければ税金を納めることができないのです。

たしかに米が不作、作物の生産が不足して高価になっているのかもしれません。コロナ禍が明け、コロナが少なかったニッポンに外国人旅行者が増え、旅行客が外食するためお店が好調、ご飯の消費が倍増、とか。ほんとうのところはよく分かりませんが、家庭用にスーパー等で買って持ち帰りするセルフのお得感を喪失している感覚ではあります。

とにかく、スーパー等のお米売場でずっと10キロ4~5千円だった値札が5キロ4千円台とは、それでも売れてしまうから。お米がない、信じられない、 お米売場の棚は品薄だし、ネット通販で最安値の食材を見比べてみるとなるほどと感じる、安かろうが高かろうが、ニッポン人の食卓にお米は必須なのです。

以前は、安い値段で選んだお米のパッケージが、高級ブランド米のくらいの値札、箔が付いて、気が付くと高級ブランド米がどれだったか、よく解らなくなっています。ということは、元々高い値段で販売していたブランド米の方は、価格があまり変わっていないのかもしれません。いつもと同じ値段じゃないの?というブランド米推しの買い手は、値上がりにあまり気付いていないかもしれません。安かろう良かろうという日頃のお得感を逆手に、こういう機会に同じ高値ならブランド米の方を食べ比べてみるとか思うかもしれません。

国産米が値上がりなら「カリフォルニア米」とか…

「備蓄米」もブランド狙い、かもしれません。

家庭で材料を買ってきて手作りするとあまりにも高くつくので、こういう時期に外食するとか、イートイン、お弁当屋さんが人気かも。
お替り放題で、同じ値段でおまけのご飯が付いてくるお弁当屋さん。
あると便利なパックご飯。美味しいお米にこだわっている食堂や弁当屋さんは、元々高級ブランド米を選んでいて、農家直販で、仕入れ値にしてもあんまり影響がないのかもしれません。

一般家庭にしてみれば、一向にお米が値下がりしない現状では家計直撃、影響大です。しかも、今年に入ってからお仕事が少なめになってしまって、収入が少なめ、お仕事日程が月に半分程度で、しかも食費は変わらずでストレスが倍増… なんとか対策しなければなりません。白いご飯を控えめにする分、芋類や豆類で混ぜご飯とか、 麺食いやパン食をメインにする食卓も一案かもしれません。
またこういう時期には、お米が高いため定食の値段を高めに、というお店より、お米が高いため「ご飯少なめ」という食堂があれば、ぜひ利用したいと思います。お米の値段が2倍なら、1食あたりのご飯の量を1/2に調整すればよいからです。「ご飯1/2」なら糖質も控えめ、必然的にダイエット食が実現してしまうからです。

ですが、麺類やパン類ばかりでは、底力が足りないし、すぐにお腹がすいて仕事や勉強に集中できず、間食が増えてしまうのではないかと思います。

やっぱり、しっかり、ご飯食べなきゃ。