ニッポン社会がまた、何と言えばいいのか、なんとなくムズカしく進展しているような気がしています。
マイナンバーカード10年経過の更新手続きなのですが、「受け取りには予約が必要」という「個人番号カード交付通知書」が届きました。それでは今週、区役所窓口へカードを受け取りに行こうと思ったのですが、予約が必要…
「予約が必要」…予約好きという人たちには、たぶん日常的に予約そのものが楽しいイベントなのではないかと思います。たとえば、飲み会日時と場所の決定権があるオフ会幹事さん、お店に参加人数の予約を連絡します。飲食店の席をとる予約ばかりでなく、ファーストフードなど事前モバイルオーダーが定着しつつあります。イベントセール、キャンペーン、ライブコンサート、セミナー受講、ベンダー検定受験、リモートワークのワークスペース、宅配便の受け取り日時や粗大ごみ出しの日、 フリータイム制のお稽古事やスポーツの練習コート、美容室や指圧マッサージ、健康診断、ワクチン接種日時なども事前予約が必要でした。港区のワクチン会場「だれでも接種」「予約不要」のポスターを見たので、退社後に立ち寄り、予約時間を伝えている人より早く問診を案内されました。受付スタッフさんが「予約をしていないと、なかなか来れませんよね~」などと言っていたのが聞こえました。
最近では、事前に登録と予約が必要というと、2025EXPO関西万博チケットも。万博の情報は気に掛けているのですが、 大勢の人が集まる現地会場の様子をWEBニュースやTV番組など見ていて、 入場する日程を決めて実際にチケット購入するとき、入場日と時間を「予約」、入場したいパビリオンを1回「予約」2回「予約」、それから2回目予約? この予約システムの仕組みを読み込んで理解し、予約手続きをクリアして来場者となり、同じ日時に予約した人たちが会場に集まって、行列に並ぶのかなと…
旅の予約はイベント会場と宿泊、特急券やシャトルバスなどすべての旅程がバッチリ繋がれば、もうそこから旅の思い出のはじまり、「予約」のお蔭でウキウキ・わくわく、予約した日程を目標にして張り合いになりますが、また逆に、予約をとるとその日は雨が降るとか、予約した日に他の予定が重なってくるとか、「予約」のせいで、天気予報を気にしたり、日程調整が面倒になったり、 時間に追われたり、 予約が苦手と感じる人たちもいるのではないかと思います。
さて、マイナンバーカードに戻りますが、マイナンバーカードの受け取りというと、はじめてのマイナンバーカードを区役所で受け取りの際に、窓口で「顔認証システム」に登録される手続きで1人当たりの窓口時間がかかりました。午後の予約時間まで、出先でしばらく時間を潰していた事とか、会場受付のスタッフさん達が廊下で待機のベンチを案内してくれたのですが、その次の窓口で行う手続きの内容は知らないのかもしれないと思った事など、いろいろと思い出されます。
マイナンバーカード更新のルールによって、顔写真を10年で貼り替えしなければなりません。そのあたりは周知の事でしたが、いざマイナンバーカードの更新手続きに当たることで、情報の読み取りの「難しさ」を感じてしまいます。
まずは今年春頃に、10年経過の更新手続きを通知する「マイナンバーカード・電子証明書の有効期限通知書」が郵送されてきました。 通知書には、23桁数字の申請書IDが記載されています。この23桁申請書IDがあれば、PCやスマホでWEB申請、または証明書用写真機から申請できるとのことです。
マイナンバーカード更新の申請時には申請書IDのみを記入、マイナンバーは必要ありません。 また、申請書IDは、郵送される通知書でしか確認ができません。マイナポータルにも載っていません。住民票の住所で郵便物が受け取れるか、確認されるようです。
顔写真をWEB登録して、申請手続きを済ませてから、約1ヶ月半で「個人番号カード交付通知書」 が郵送されてきました。「個人番号カード交付通知書」の封筒の表面に「受け取りには予約が必要」と目立つ赤字で印字されています。 通知書には、受け取り会場が指定されていて、受け取り日時の予約に必要な「予約番号」シールが貼られています。QRコードからWEB予約の手続きができるのですが、WEB登録したメールアドレスで自動受信するメール本文内のURLを開いたスマホ画面を見た時に、カードの「新規作成」と表示されているのに気が付きました。マイナンバーカードを持っているし、更新の手続きなのですが、同封の説明書きに「新規作成」か「再交付」のいずれかになっていますが、「新規作成」でよいとして手続きを進めると、手持ちの「住民基本台帳カード」を持参する、という項目が出てくるので、ふと戸惑ってしまいました。「再交付」の項目の方には、本人確認書類と手持ちのマイナンバーカード持参、などとあります。再交付をしようとする人が、マイナンバーカードを持っているのでしょうか?
WEB予約手続きを中断して、電話問合せの電話番号に繋いでみました。オペレーターさんが「新規作成」の予約手続きをすればよいことを丁寧に教えてくれましたが、「新規作成」か「再交付」の振り分けにも、なにか深いわけがあるような、まぁいいか、と思いながら、電話問合せのついでに電話窓口でカード受け取り日時の予約をお願いしました。明日にでも受け取りに行けるのですが、「一番早くても約2週間後で…」と言っているので、思わず「えっ?」と。前向きに、なるべく早く行こうと思っていたとしても、予定通りに、予想どおりの日程と合いません。通知書には受け取り会場が「区役所本庁 戸籍住民課」となっていましたが、電話窓口では本庁でもエリア支所でもいずれも予約可能とのことで、「どちらの支所がご希望ですか?」どこでも構わないので本庁より早く受け取れる支所があれば、と尋ねてみると、本庁が一番早く受け取れるとの返答でした。仕方がありません、それでは2週間後の週明けで、と言いかけた時に「…ただいま再読み込みしたところ10日後の午後に1件空きが出ました」と。折よく予約キャンセルが飛び込んで来たみたいなので、そこの日次に予約を入れていただきました。
有効期限が「2025年の誕生日まで」となっていますが、予約がとれる日程が約2週間後では、誕生日をとっくに過ぎてしまいます。
有効期限が「2025年の誕生日まで」と書かれた「マイナンバーカード・電子証明書の有効期限通知書」は、郵送されてきましたが、有効期限の2ヶ月半前の頃でした。マイナンバーカードの更新手続きは、有効期限の3か月前から申請できるらしい事が書かれています。また確かに、申請してからカード発行の通知まで約1ヶ月かかるという内容の記載もあります。
有効期限切れになってしまいそう。
いや、マイナンバー自体に有効期限はないはず。自分の個人番号がわかれば、公的な手続きに支障はないはずなのです。
マイナンバーカードで、マイナポータル、デジタル申請、コンビニ交付、マイナポイント、マイナ保険証、マイナ免許証などなど、マイナンバーカードを使いこなし、フル活用されているなら期限切れはストレスかもしれません。
私的に、短期間契約で、社会保険証と国民健康保険証を交互に加入・喪失手続きする機会が多いため、マイナポータルでマイナ保険証を登録してみたのですが、医療機関を受診する際に、受付窓口の専用機にマイナンバーカードを置いてセルフ対応、4桁暗証番号を入力して受付を済ませます。先日歯科定期健診で受診した際に、端末画面に「このマイナンバーカードは2~3ヶ月後に期限切れになります」と画面に表示されました。
その日から数日後に「個人番号カード交付通知書」が郵便ポストに届きましたが、マイナンバーカード有効期限は誕生日を1ヶ月くらい過ぎていても大丈夫という場合がありそうです。